旗入試関連情報


●2024(令和6)年入試【塾生合格結果】

祝・合格。おめでとう!
☆公立高合格/○前橋女 ○高崎工業(工業化学) ○高崎工業(土木) 
☆私立高合格/○農二(学特Tコース合格、Uコース発展) ○高商大附(学特S合格、一般合格) ○健大高崎(学特A合格) ○明和県央(学特E合格)
 (3/5現在 高校名のみ 人数略)


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●2024年塾生進学先高校

入学おめでとう!
○前橋女 ○農大二【Uコース発展クラス】 ○高商大附【普通科】 ○高崎工業【工業化学科】 ○高崎工業【土木科】  


●塾生進学先高校(2023年以前)

高崎高崎女  ○前橋前橋女  ○国立群馬高専 ○渋川渋川女高崎北 ○高経大附高崎東
前橋南前橋東前橋西高崎商業前橋商業高崎工業  ○前橋工業安中総合勢多農林
東京農大二 ○前橋育英  ○共愛高商大附  ○明和県央健大高崎  ○桐生一樹徳


●令和7年度【2025】入試日程

1.群馬県私立高校(全11校)

 ○学特入試・推薦入試 
 ○一般入試 
以上の入試日程・内容等の詳細は、各私立高校のホームページ(上記の各高校名をクリックしてもホームページに入れます)または入試募集要項 をご覧ください。

2.国立群馬高専

 ○推薦入試 7月公表
 ○一般入試 7月公表

3.群馬県公立高校

 ○全日制/定時制課程選抜
願書受付:令和7年2月3日、4日 第1回志願先変更:令和7年2月7日 第2回志願先変更:令和7年2月13日
本検査学力検査等実施【学力検査/面接】:令和7年2月20日、21日 追検査学力検査等実施:令和7年2月27日
合格発表:令和7年3月5日    


高崎の人気校。高北、高経附の【2025入試】選抜方法はこれだ!

高崎北、高経附の2校は、地理的に近接した場所にありながら、学力レベル(偏差値【70%合格ライン】は高北61 高経附63/普通科)や、3年後の大学進学実績もあまり大差はない(2024年入試結果:●群馬大合格/高北14名、高経附24名、●高経大合格/高北39名、高経附22名)という、珍しくもまた、ライバル関係にある高校(ただし高高と前高ほどではない)である。そして男女共学の普通科高校ということもあり、人気度もかなり高い。
特に高北は普通科の単位制高校である。そのため、2年次より、生徒各自が目標達成(大学進学等)のための最短のカリキュラムを作ることができるようになっている。毎年、旧帝大クラスの合格者(2024入試では一橋大合格)も出ているのは、このカリキュラムがうまく機能しているからだと思われる。また、高経附は高経大の附属高校のため、高経大に指定校推薦枠(8名)のほか、地域政策学部に特別推薦枠(5名)もあり、高経大の合格者数は毎年、県内高校のなかで上位に位置している。特に「オナー・クラス」という選抜クラスの進学実績(2024入試では筑波大にも2名合格)が大きくなっている。なお高経附の普通科のなかに、普通コースと芸術コース音楽系・美術系がある。

前期・後期入試が一本化された2024年入試の倍率をみると、高北は1.14倍、高経附1.19倍(普通コース1.22倍)と昨年倍率(高北1.65倍/高経附1.53倍)に比較して、大幅に低下した。私立高人気に加え、少子化が進んでいる影響により、毎年公立高定員は削減されるものの、2024公立入試の平均倍率は1.00倍ちょうどだった。今年も選ばなければどの高校でも入れるという、公立高の実質全入時代は継続中である。このことを考慮すると、2校とも競争倍率こそ低くなったが、その分、受験生の学力は拮抗して、わずかな差が合否を分けるという少数激戦状況になったといってもいいだろう。高北は高崎地区にある数少ない男女共学の普通科として大学進学を目指す生徒に根強い人気を持っているため、今後も倍率が下がるということはあまり考えられない。
また、高経附は従来、高経附の制服に憧れる女子人気により、女子が倍率を引き上げてきたが、最近は、男子人気も女子同様に高くなっている。公務員志向の高い男子が、高経大の公務員養成学部である地域政策学部(附属校のため推薦枠がある)を志望して高経附を選ぶのは、的を得ているともいえるだろう。
いずれにしても、2校とも以前からの人気校であるため、来年以降も入試倍率は一定水準を維持し続けることが予想される。2025年の倍率について言えば、高北・高経附とも、低倍率だった今年の反動により、若干高くなるのではないかと思われる。なお、人気校をめざすためには、なぜこの高校を選ぶのかという明確な目的意識がどうしても必要になる。人からではなく、自分で受験したいと思うかどうかだ。その上に何としても合格したいという強い気持ちを持って、受験準備をしてもらいたい。そして、2校の合格判定方法の相違にも留意する必要がある。

その選抜方法が、2024年入試では、大きく、特色型と総合型の2つの型で選抜された。この場合、まず、受験者全員を対象に、「特色型」及び「総合型」のいずれか一方の型により判定して合格者を決め、続いて、その合格者を除いた受験者全員を対象にもう一方の型により判定して合格者を決めることになるというものだ。はじめに「特色型」で選抜するか、「総合型」で選抜するかは、各高校側に任されている。また、「特色型」選抜に限り、検査項目の比重の異なる複数の区分を設けて選抜を行うことができることになっている。つまり、検査項目に傾斜配点ができることになっている。

そこでまず、高北であるが、選抜の順は、(1)総合選抜70%、(2)特色型選抜@10%、(3)特色型選抜A20%である。選抜方法は、【第1次選抜】の総合選抜では、学力検査の結果を重視して選抜を行い、合格者を決める。【第2次選抜】の特色型選抜@では、第1次選抜合格者以外を対象に、調査書評定及び学力検査の結果を重視して選抜を行い、合格者を決める。【第3次選抜】の特色型選抜Aでは、第1・第2次選抜合格者以外を対象に、調査書の特別活動や部活動等の記録及び学力検査の結果を重視して選抜を行い、合格者を決める、というものである。検査項目の比重は、学力検査:面接等:調査書の順で、検査項目の合計を100として、(1)総合選抜は、74:6:20、(2)特色型選抜@は、45:7:48、(3)特色型選抜Aは、39:6:54となっている。

次に、高経附(普通コース)は、選抜の順は、(1)総合型選抜70%、(2)特色型選抜30%である。選抜の順は、【第1次選抜】の総合選抜では、学力検査の結果を重視して選抜を行い、合格者を決める。【第2次選抜】の特色型選抜では、第1次選抜合格者以外を対象に、調査書の特別活動や部活動等の記録及び学力検査の結果を重視して、選抜を行い、合格者を決める、というものである。検査項目の比重は、学力検査:面接等:調査書の順で、検査項目の合計を100として、(1)総合選抜は、80:7:12、(2)特色型選抜は、47:6:47である。また、芸術コースの選抜順は、(1)特色型選抜30%、(2)総合型選抜70%であり、選抜方法は、【第1次選抜】の特色型選抜では、実技検査の結果を重視して選抜を行い、合格者を決める。【第2次選抜】の総合型選抜では、第1次選抜合格者以外を対象に、学力検査及び実技検査の結果を重視して選抜を行い、合格者を決めるとなっている。検査項目の比重は、学力検査:面接等:調査書:実技検査の順で、検査項目の合計を100として、(1)特色型選抜は、16:10:10:65、(2)総合型選抜は、29:6:6:59である。

以上、ここまで見てきてわかることは、高北、高経附(普通コース)の2校とも、総合型選抜を重視(定員の70%)しており、学力検査の比重は、検査項目のなかで、高北は74%、高経附では80%にもなる。基礎学力の有無で合否が決まるという近年入試の傾向がますます強くなってきていることがわかる。
この2校のような進学校では、生徒は3年後の大学入試で「総合型選抜」や「学校推薦型選抜」を選ばない限り、「一般選抜」により「大学入学共通テスト」を受験することになる。知識よりも思考力が重視される、この「大学入学共通テスト」の受験が、特に国公立大学入試では必須になるので、進学校としては、受験勉強に耐えられる、少しでも基礎学力を持った生徒を確保したいという事情があるのだ。
また、各校とも、昨年入試よりも、スポーツ等運動能力に秀でた生徒の定員枠は少なくなってはいるが、高校側からのオファーがあれば、特色選抜型で合格する可能性は十分あると思われる。スポーツ等自分の得意分野のある生徒は相変わらず有利だろう。なお、高経附(芸術コース)は、実技重視の特色選抜型の定員(30%)は、昨年(80%)よりもかなり少なくなっており、これも学力重視の表れの一つだと思われる。

いずれにしても、校風や高校カリキュラムおよび選抜方法が自分に有利な高校はどちらであるかを、これから見極め、しっかりと5教科の基礎学力をつける必要がある。教科書内容を理解したならば、必ず問題演習をしてミスをチェックする。そして、入試直前には、公立高校の入試過去問を何度も繰り返すことが大切だ。
最後に、どちらの高校を志望するか迷う場合には、夏休みに必ず高校見学(オープンスクール)に参加して、自分の肌で各高校の校風や雰囲気を体験してほしい。
体験すれば、自分にとってどちかがふさわしい高校か、ほぼわかるはずだ。

なお、蛇足ながら、高北、高経附に、それぞれ進学した塾生の話によると、高北は、部活というよりも大学進学にかなりウエートをおいており、入学後は勉強面で結構しぼられるようだ。3年後はその結果が出てくるのだろう。それに対し、高経附は部活の数も多く、部活に勉強に自分の好きなことに集中すればいい、という風にかなり自由度は高い(校則もない)らしい。もちろん大学進学が前提の上だが、高経附は「オナー・クラス」を除いて、高北よりも生徒の自主性を重んじているようである。


★最新(令和7年度)の公立高校の入試情報は、ここ(群馬県教育委員会ホームページ)から確認できます。
★県内の公・私立高校へのリンクは、群馬県のハイスクールガイドをご覧ください。




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